砂漠を抱えて
キーボードを買った。Bluetoothで繋げて使えるやつ。
本当は紙に手書きするのが好きで、日記のようなものはもう何冊目になるか分からない。頭の中と同じくらいぐちゃぐちゃで、読み返すと同じことを書いてたりもする。まあ見せるために書いてるわけではなく、ただ吐き出してるだけだからいいんだけど。
ずっと同じようなことで悩んでいる。私の悩みなんて大してバリエーションがなくて面白味がない。そして、これをすれば一気に解決!みたいなものはないんだと気がつくまでに随分かかってしまった。困ったちゃんだな。
「違国日記」の最終巻を読んだ。好きなシーンはたくさんあるけれど、とにかく笠町くんの言葉にハッとした。愛するって簡単に誰でもできることだと思っていた、なぜなんだ。読みたくて積んである本たちの中から、フロム「愛するということ」がこっちを見ている。うう...。
ただ一言愛してるって言えない気持ちにも、砂漠を抱えて生きる気持ちにも少しづつ共感できてどうやったらこんな物語が描けるんだろうと思った。ヤマシタトモコさんの漫画を読んだ時って大抵そう。作中の好きな言葉を書き留めてる。
自分の心は自分で守っていかなければならないけれど、どうせなら全部背負っていきたい、欲張りなので。でも周りからはそう見えないのがいい。
よく眠れますように